Webマーケティング初心者向けペルソナの作り方

Webマーケティング初心者向けペルソナの作り方

ペルソナとは

Webマーケティングを始めるにあたって、何のためにマーケティングをするのかなど、目的や目標を設定することが重要になります。また、目的を達成するためのアプローチとして、どんな行動をすべきかを考えることがマーケティングの第一関門といえます。
目的を達成させるために、どういった人に向けてマーケティングをするのかを考える必要があります。この、どういった人に向けるのかを設定することを「ペルソナ」を設定するといいます。つまり、対象となるマーケティング相手のことをペルソナといいます。
「ペルソナ」はラテン語で人格という意味がありますが、マーケティング界隈では架空のユーザー像という意味で用いられます。マーケティング業界では日常的に用いられる言葉ですので、この際にペルソナについて詳しく知っておくことをオススメします。
この記事では、ペルソナについて知りたい方はもちろん、ペルソナを作ろうと思っている方にも役立つ情報をお送りしたいと思います。

ペルソナとターゲットの違い

「ペルソナ」のことを架空のユーザー像という風に説明しましたが、では、ペルソナとはターゲットという意味なのかを考えてみたいと思います。ターゲットとはそのままで、対象となる相手のことを指しますが、この、「ペルソナ」と「ターゲット」は違うものなのでしょうか。
マーケティング業界では「ペルソナ」と「ターゲット」は区別して用いられます。ペルソナはピンポイントにユーザー像を指定することをいいますが、ターゲットではある程度、幅を持たせた架空のユーザー像をいいます。
例えば、ターゲットでは30代男性、と幅を持たせたユーザー層を指しますが、ペルソナでは30代男性、日々の仕事に精進しつつも、家ではブログを趣味として運営している人、とかなり的を絞って指定します。
言葉の指す範囲の違いが「ペルソナ」と「ターゲット」の違いということになります。

ターゲット
30代男性
ペルソナ
  • 年齢:32才
  • 性別:男性
  • 住所:東京都渋谷区
  • 仕事:広告代理店勤務
  • 家族構成:独身
  • 趣味:ブログ運営

などなど

ペルソナの重要性

マーケティングをする際に、する側もその影響を受ける側も、様々な年代のいろいろな考え方の違いがある人たちが関わります。対象となる相手をきちんと定めておかないとマーケティングの効果も期待できるものとは成りえませんし、まったく意味のないものとなってしまう可能性があります。ペルソナを設定しておくことでその対象に焦点を当ててマーケティングすることが出来るので、最大限の効果を発揮することが可能です。費用対効果にも優れています。
マーケティングの目的は顧客を満足させることにあります。ですので、顧客がどのような性質なのかを熟知しておく必要があります。マーケティングする側としても、ある程度、どのような顧客に向けるのかを想定をして計画すべきです。

ペルソナを設定するメリット

ここではペルソナを設定するメリットについてお話ししたいと思います。ペルソナを設定することで、マーケティングに効果が発揮できるのはもちろん、マーケティングする際にも少ない負担で利益を得ることが出来ます。

ユーザーの共感ポイントの明確化

マーケティングする際には、対象となるユーザーの考えを知って、そのユーザーが共感できるポイントを訴求する必要があります。これが成功しなければ成果には繋がりませんし、マーケティングとしては失敗と見なされます。
ペルソナを設定することで、対象となるユーザー像が明らかになっている状態ですので、ユーザーが何を思っているのかを考える大きな手掛かりとなります。そもそも、ペルソナを設定して、そのペルソナに向けたマーケティングを行うので、ペルソナとなったユーザーには効果があるはずです。
ペルソナを設定して、ユーザーが共感できるポイントを明確にしましょう。

ユーザー視点で意思決定できるようになる

モノを売る側と実際に買って使う側では、考えていることが異なる場合が多々あります。売る側にとっては便利な機能であると思っていることでも、使う側にとっては不便なものとなってしまっているかもしれません。このような事態を招く前に、モノを売る側も使う側の目線に立って、意思決定することを意識しましょう。
ユーザー視点で意思決定するということは、ユーザーにとっても利益を生み出しますし、お互いにWinWinな関係でいられることを指します。この関係が成立させることはマーケティングとしても大きな意味を持つのではないかと考えます。

関係者間で共通の認識を持てる

ペルソナを設定することで、目標の共通化を図ることが出来ます。チームなどでプロジェクトを進める際に、大切なことは全員が同じ目標に向かって進むことです。目標が違うことで、マーケティングにもズレが生じますし、せっかくのチームであるのに逆効果になってしまいます。
ペルソナを設定して、他分野の関係者ととも共通の認識を持てるようにしましょう。

ペルソナの作り方

これまでは、ペルソナの重要性やメリットについて考えてきましたが、では、ペルソナはどのようにして作ればよいのでしょうか。
ペルソナの設定が甘ければ、それをペルソナとして認識することは難しいでしょうし、マーケティングにも効果が出ることはありません。
これからはペルソナを設定する上で、どのような工程を踏めばよいのかをお話しします。

1. 設定項目を決める

まずはペルソナとして何を設定するのかを決めましょう。ペルソナを設定する際には詳細なユーザー像を考える必要があります。設定項目として挙げられるものをリストアップしてみました。

  • 年代
  • 性別
  • 血液型
  • 利き手
  • 出身地
  • 職業
  • 趣味
  • 学歴
  • 好きなスポーツ
  • 好きな食べ物
  • 好きなブランド
  • 生活スタイル(起床時間や就寝時間等)

このリストはあくまでも一例です。ほかにも挙げようとすればキリがないほど列挙することが出来ます。
年齢や性別は分かるとしても、好きなスポーツや生活スタイルまでを気にする必要が果たしてあるのかと思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、具体的なユーザー像を想定するためにはこのくらい詳細にペルソナ設定をしていた方が、よりニーズを満たせるマーケティングを行うことが出来ます。
具体的なペルソナ設定をして、チーム内での共通認識をはっきりした上で、そのペルソナに対して訴求できるポイントを探してマーケティングをしましょう。

2. ターゲットに関する情報を集める

ペルソナの設定項目を列挙することが出来たら、次は、どのようなユーザーをターゲットにするのかを考えます。一方的にペルソナを設定するのは上手くいけばいいのですが、果たしてそのターゲットに対してこのマーケティングでいいのかは調査しなければ分かりません。例えば、ペルソナを設定したけれども、その市場にペルソナとなるユーザーが居なければどうでしょうか?ペルソナ設定の意味がなくなります。ペルソナに向けてマーケティングを行うことは非常に大切ですが、市場を調査してペルソナを設定することが大前提であることを忘れないでおいてください。
ターゲットに関する情報を集める手段として、webサイトのアクセス解析やインタビュー、アンケート等があります。
Webサイトのアクセス解析では、そのサイトを訪れているユーザーの年代や性別、居住地などを知ることが出来ます。この傾向に合わせてペルソナ設定をすれば、マーケティングする対象の分母を大きくすることができます。
インタビューやアンケートでは、個人個人のデータを集めたうえで、ビッグデータとして解析し、世間の傾向やトレンドを知ることが出来ます。ニーズを知って、より詳細なペルソナ設定に役立ちます。

3. データを分析する

アクセス解析やインタビュー、アンケート等で集めた情報を解析して、どのようなペルソナ設定をすべきかを分析する必要があります。集めたデータはまず、年代や性別、といったようにジャンルごとにグルーピングしていきます。設定項目でグルーピングしていくごとに、ターゲットが絞られてきます。また、グルーピングしていく中で、ある一定の傾向があれば、それはペルソナとして設定することを考えます。

4. ペルソナ化する

今までの情報をもとにペルソナを設定していきます。データ分析をする中で、ペルソナが見えてくるのはお判りでしょうか?設定項目でフィルタリングしていくとある一定のところで、ターゲットを絞ることが出来ます。ニッチな分野を見つけることができ、そのニッチな分野で対象となる相手をペルソナとして設定しましょう。
ニッチすぎる分野だと顧客全体の数が減り、マーケティング対象とならない場合がありますが、ペルソナ設定をしてある程度、分野を絞り込んだ方が確実にマーケティングは成功します。

まとめ

この記事では、ペルソナ設定の重要性とメリット、ペルソナの作り方についてお伝えしました。Webマーケティングする際には必須なペルソナ設定、効果的なマーケティングをするためにも身に着けておきたいスキルでしょう。
ペルソナはデータを分析すると自ずと見えてくるものです。具体的なペルソナを設定して効率よくマーケティングを行いましょう。